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Falco Feedsは、オープンソースに焦点を当てた企業に、新しい脅威が発見されると継続的に更新される専門家が作成したルールにアクセスできるようにすることで、Falcoの力を拡大します。

本文の内容は、2026年4月17日に Mike Watson が投稿したブログ(https://www.sysdig.com/blog/from-air-gapped-to-private-cloud-security-that-adapts-to-your-environment)を元に日本語に翻訳・再構成した内容となっております。
セキュリティは導入上の制約に適合すべきであり、それを再定義すべきではありません。
多くのクラウドネイティブセキュリティプラットフォームは、主に完全に接続されたSaaSベースの運用モデルを前提として設計されています。
しかし、そのモデルは多くの組織には当てはまりません。
世界的に見て、インフラに関する意思決定は、データ主権の要件、規制の枠組み、そして社内のガバナンスポリシーによって形作られています。その結果、組織は、プライベートクラウド、オンプレミスのインフラ、そして設計上外部接続が制限された完全なエアギャップ環境など、さまざまな環境で運用しています。
これらは例外ではなく、確立された運用モデルです。
継続的な外部接続や集中型のSaaS処理に依存するセキュリティプラットフォームは、こうした環境においてアーキテクチャー上の摩擦を生じさせる可能性があります。実際には、これは可視性、制御、コンプライアンスの間でトレードオフを生むことがよくあります。チームは、制約に適したソリューションを選ぶのではなく、そのツールに合わせるためにカバレッジを制限したり、インフラを再設計したりすることになる場合があります。
Sysdig は、こうした制約の中でも運用できるように設計されています。
複数の導入モデルをサポートするクラウドネイティブなセキュリティアーキテクチャー
Sysdig Secure は、Kubernetes、コンテナ、ホストを保護するクラウドネイティブセキュリティプラットフォームであり、SaaS およびセルフマネージドの導入形態に対応し、オンプレミス、プライベートクラウド、エアギャップ環境を含む幅広い環境をサポートします。
単一の提供モデルを強制するのではなく、このプラットフォームは、ランタイムセキュリティの一貫した基盤を維持しながら、複数の導入パターンをサポートします。この基盤は、eBPF と Falco を用いたランタイム可視化に基づいており、環境を問わずシステムレベルのテレメトリを提供します。振る舞いベースの検知機能はこのテレメトリから導き出され、ルールの配信方法や更新方法の違いを含め、各導入モデルに合わせて適応されます。
この一貫性は、ランタイムアクティビティがどのように取得され、分析されるかという点に特に当てはまります。その一方で、機能、連携、データワークフローは、導入モデルに応じて異なります。
こうした環境全体にわたり、Sysdig はシステムアクティビティから導き出される振る舞いシグナルを用いたランタイム脅威検知を可能にします。また、ビルドからランタイムに至るまでの脆弱性管理をサポートし、悪用可能性に基づく優先順位付けを行います。さらに、CIS、PCI DSS、NIST、ISO などのフレームワークに準拠した継続的なコンプライアンス監視に加え、システムレベルのテレメトリを用いたインシデント対応とフォレンジック分析もサポートします。
ただし、これらの機能がどのように提供され、運用されるかは、導入モデルによって異なります。
SaaS 導入では、集中型データ処理、より広範な連携、継続的な分析を活用できます。SaaS 提供が成立する環境では、このモデルにより通常、新機能へのより迅速なアクセスと、より幅広い分析機能および連携機能が可能になります。これに対して、セルフマネージド環境およびエアギャップ環境では、ローカルでのデータ処理、制御されたデータフロー、そして環境内で完結して動作する調査ワークフローが重視されます。
目的は、環境間で機能の完全な同等性を実現することではありません。目的は、それぞれの制約の中で効果的に機能する一貫したセキュリティモデルを提供することです。
プライベートクラウド:管理されたデータレジデンシーを備えた Kubernetes セキュリティ
プライベートクラウド環境は、クラウドネイティブなアーキテクチャーと、データレジデンシーおよびガバナンス要件とのバランスを取るためによく利用されます。これは特に、データの保存場所や取り扱いが厳格に管理される GDPR や同様の規制枠組みの下で運用する組織にとって重要です。
Sysdig Secure は、セキュリティテレメトリ、検知、分析が定められた境界内にとどまるよう、プライベートクラウド環境内に導入することができます。このモデルでは、組織は機密データを環境外に送信することなく、ランタイム脅威検知を適用し、コンプライアンス管理を実施し、Kubernetes ワークロードの可視性を維持できます。
たとえば、地域内のプライベートクラウドで運用する金融機関は、すべてのセキュリティデータが法域内の制限に収まることを確保しながら、ランタイムセキュリティポリシーを適用し、ワークロードの挙動を監視することができます。このアプローチにより、その組織は規制への適合性と、最新のクラウドネイティブセキュリティ運用の両方を維持できます。
オンプレミス:ローカル制御によるシステムレベルの可視性
オンプレミス環境は、レイテンシに敏感なワークロード、レガシー依存関係、または規制上の制約を持つワークロードにとって、引き続き重要です。
こうした環境では、従来のセキュリティアプローチはホストレベルでの可視性を提供することは多いものの、コンテナ化されオーケストレーションされたワークロードに対する可視性を欠いていることがよくあります。そのため、アプリケーションがランタイムでどのように振る舞っているのかを把握するうえでギャップが生じます。
Sysdig は、eBPF を使用してシステムレベルのアクティビティを取得し、それをコンテナおよび Kubernetes のコンテキストと関連付けることで、これに対応します。これにより、最新のワークロード内におけるプロセスの挙動、ネットワークアクティビティ、ファイルアクセスについて、詳細な可視性が得られます。
導入はセルフマネージドであるため、データの収集、処理、保存は組織の管理下に置かれます。
たとえば、オンプレミスで Kubernetes を運用している組織は、外部サービスやデータ転送に依存することなく、コンテナ内での異常なプロセス実行を検知し、ランタイムの挙動を調査できます。これにより、可視性を損なうことなく、運用要件とデータ管理を維持することができます。
エアギャップ環境:隔離された環境内のセキュリティ
エアギャップ環境では、厳格な制約が課されます。外部接続は利用できず、すべてのセキュリティ機能が環境内で完全に動作しなければなりません。
Sysdig Secure は、外部依存なしで機能するよう設計されたセルフマネージド導入を通じて、こうしたシナリオをサポートします。
エアギャップ環境において、Sysdig はセキュリティアップデートのために常時インターネット接続に依存しません。その代わりに、新しい Falco ルールや脆弱性インテリジェンスは更新バンドルとしてパッケージ化され、チームはそれらを接続可能な場所で定期的にダウンロードし、セキュアな環境に移動して、ローカルで適用することができます。これにより、機密性の高いシステムを外部ネットワークから完全に隔離したまま、検知コンテンツを最新の状態に保つことができます。
このモデルでは、ランタイム検知、コンプライアンスチェック、フォレンジック機能はローカルで実行されます。データが環境外に出ることはなく、連携は分離されたネットワーク内で利用可能なシステムに限定されます。
運用面では、これによりセキュリティチームがプラットフォームと関わる方法が変わります。継続的な外部分析に依存するのではなく、調査は通常、特定の検知に基づいてスコープを定めて対象を絞って行われます。
Sysdig Inspect やキャプチャベースの分析などのツールを用いることで、アナリストは定義された時間範囲内のアクティビティを調査できます。プロセス、ネットワーク接続、ファイルの挙動を調べたうえで、システムレベルのイベントを分析し、何が発生したのかを把握することができます。
重要インフラや防衛分野の環境では、これによりアナリストは機密データを厳格に管理しながら、ローカルで完全な調査を実施することが可能になります。このアプローチは精度と関連性を重視しており、これは高度に管理された環境において不可欠です。
求められるのは、機能の一律性ではなく、検知と調査における一貫性です。
導入モデルは異なっていても、Sysdig はランタイムセキュリティに対する基盤となるアプローチの一貫性を維持しています。
システムアクティビティから導き出される振る舞いシグナル、Falco ベースの検知ロジック、調査ワークフローは、環境を問わず整合性が保たれています。これにより、セキュリティチームは脅威を特定し対応する際に、一貫した手法を適用することができます。
同時に、機能は各導入モデルの制約を反映するように適応されています。
SaaS 環境では、継続的な分析や、より広範なエコシステムとの連携をサポートできます。その結果、SaaS 導入ではより幅広い機能セットを提供できる一方で、セルフマネージド環境およびエアギャップ環境では、予測可能で制御された運用、ローカル処理、制御されたデータ取り扱いが重視されます。
この違いは意図的なものです。これは、SaaS の挙動をその挙動が現実的でない環境に無理に再現しようとするのではなく、それぞれの環境の中でセキュリティ機能が有効かつ運用可能であり続けることを確実にするためです。
環境間の断片化を軽減
複数の環境にまたがって運用している組織では、それぞれの環境ごとに異なるセキュリティツールを導入していることがよくあります。これにより、可視性の分断、ワークフローの不一致、そして運用上の負荷増大が生じます。
Sysdig は、導入環境ごとの実装に対応した統合プラットフォームのアプローチを提供しつつ、一貫したランタイムセキュリティの基盤を維持します。対応可能な場合には、各環境内の SIEM、SOAR、チケッティングシステムとも連携します。
このアプローチにより、組織はインフラや導入パターンの完全な同一性を求めることなく、セキュリティモデルを標準化することができます。
実環境のインフラに適合したセキュリティ
現代のインフラは、本質的に異種混在です。ワークロードは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス環境、そして分離された環境にまたがる場合があります。
セキュリティプラットフォームは、この現実の中で機能する必要があります。
Sysdig Secure は、データの取り扱い、導入アーキテクチャー、運用ワークフローに対する管理を維持しながら、こうした環境全体にわたって Kubernetes、コンテナ、ホストを保護できるよう、組織を支援します。
このプラットフォームは、画一的なインフラを前提としていません。異なる制約の中で機能しつつ、ランタイムセキュリティに対する一貫したアプローチを維持するように設計されています。
Sysdig は、定められた制約の中で適応可能なセキュリティを提供します。
すべての環境において、目的は一貫しています。組織は、リスクを低減し、管理を維持し、脅威に効果的に対応する必要があります。
Sysdig Secure は、環境上の制約に応じて導入可能なランタイム可視化、脅威検知、フォレンジック機能を提供することで、これらの目的を支援します。
効果的なクラウドネイティブセキュリティは、環境間で同一の機能を持つことによって定義されるものではありません。それは、それぞれの環境の運用モデルの中で、適切かつ効果的なセキュリティを提供できる能力によって定義されます。
Sysdig がどのようにお客様の環境に適合するのかをご確認いただき、ぜひ今すぐデモをご予約ください。