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Sysdig Secure AI のご紹介:AIセキュリティエキスパートチーム

清水 孝郎
Sysdig Secure AI のご紹介:AIセキュリティエキスパートチーム
執筆者
清水 孝郎
Sysdig Secure AI のご紹介:AIセキュリティエキスパートチーム
Published:
August 5, 2026
この記事の内容
シスディグによるファルコフィード

Falco Feedsは、オープンソースに焦点を当てた企業に、新しい脅威が発見されると継続的に更新される専門家が作成したルールにアクセスできるようにすることで、Falcoの力を拡大します。

さらに詳しく
Green background with a circular icon on the left and three bullet points listing: Automatically detect threats, Eliminate rule maintenance, Stay compliant, with three black and white cursor arrows pointing at the text.

本文の内容は、2026年8月4日に Matt Kim が投稿したブログ (https://www.sysdig.com/blog/introducing-sysdig-secure-ai) を元に日本語に翻訳・再構成した内容となっております。

本日、私たちは Sysdig Secure AI を発表します。これは Sysdig Secure プラットフォームの拡張であり、組織にエキスパートレベルの AI セキュリティチームをもたらす仕組みです。Secure AI は、Sysdig のランタイムインテリジェンスと長年にわたる専門知識をパッケージ化し、AI エージェントがお客様に代わってクラウドセキュリティを運用できるようにします。AI ファーストに転じた攻撃者の先を行くために、私たちはセキュリティ運用のあり方そのものを変えていきます。

本年初め、Anthropic の Claude Mythos は、フロンティア AI モデルが脆弱性を自律的に発見して悪用できることをセキュリティ業界に示しました。その中には、成熟したコードベースの中で何年も気づかれずに存在していた弱点も含まれていました。高度な推論能力を備えたモデルは次々と増えており、かつては一流の脅威アクターだけのものであったスキルが、あらゆるスキルレベルの攻撃者にとって手の届くものになりつつあります。

その結果は Zero Day Clock で確認できます。これは、新たに発見された脆弱性が攻撃者によって悪用され始めるまでにどれだけの時間がかかるかを追跡しているものです。2018 年当時、その平均は 2 年以上でした。現在では数時間の問題です。いったんエクスプロイトが利用可能になれば、AI エージェントは攻撃のあらゆるステップを自力で実行し、リアルタイムに判断しながら実行していきます。

セキュリティチームは、リスクを発見してから修正するまでのギャップと常に付き合ってきました。検出内容を調査し、誰に通知すべきかを判断し、修正を割り当て、フォローアップする。悪用までに数か月かかっていた時代であれば、このギャップは何とか許容できるものでした。しかし現在では、そのギャップを埋めるための時間が崩れ去っており、CVE が公開されたその日に到達するエクスプロイトに人間のチームが追いつくことは、どれだけ人材を採用しても不可能です。

Sysdig Secure AI のご紹介

Sysdig Secure AI は、弊社の CNAPP である Sysdig Secure 上に構築されたエージェント型 AI レイヤーであり、専門家チームとしての AI エージェントがお客様の指示の下でクラウドセキュリティを運用できるようにします。エージェントは、インシデントの調査、脅威ハンティング、修正の生成、進行中のリスクの封じ込めに至るまで、攻撃が動くのと同じスピードであらゆる作業を行います。

これが実務上どのような意味を持つのかをご説明します。Secure AI は、Sysdig の豊富なデータとランタイムインサイトを、AI が正確に活用できる形にパッケージ化します。エージェントは、Sysdig のものであれお客様独自のものであれ、推奨事項の提示で止まることなくワークフロー全体を実行し、修正が完了するまでやり遂げます。お客様のチームは目標を設定し、重要な判断を承認する一方で、エージェントは地道な作業を引き受け、その過程での定型的な判断を行います。すべてのアクションはその判断理由とともに記録されるため、エージェントが何をなぜ行ったのかを常に確認でき、監査人や取締役会に示すこともできます。

私たちはこれを役割の変化と捉えています。セキュリティチームは、すべてのステップを手作業で進めるオペレーターであることをやめ、作業を指揮するオーケストレーターになります。プラットフォーム、テレメトリ、信頼モデルは変わりません。AI エージェントが、どのような人間のチームよりもはるかに速く重い作業を担います。

AI に防御をどう運用させるかは、お客様が選べます

組織ごと、さらには同じ組織内のチームごとでも、AI への取り組み段階は大きく異なり、重視するポイントも違います。そのため Secure AI はお客様に合わせてパーソナライズされます。3 つの利用方法が用意されており、どれを選んだ場合でも、エージェントはお客様の環境を学習し、ビジネスにとって重要なことに適応していきます。

Sysdig Secure AI は、中核となる Sysdig CNAPP のランタイムデータ上で動作し、3 つのモードを通じて提供されます。

ガイド付きの道筋を求めるチームには、Sysdig UI 内で動作する Agentic AI があります。何をもって良好とするかを定義する成果を選択すると、Agentic AI がそれをそこに到達するための計画に変換します。エージェントがワークフローを実行し、ダッシュボードと検出内容の迷路ではなく、ひとつのガイド付き体験の中で各ステップを案内します。スキルを備えたエージェントが、中核となるセキュリティワークフローを担います。Vuln Agent は調査から修正まで脆弱性の修正対応をエンドツーエンドで推進し、SOC Agent は経験豊富なアナリストと同じように脅威を調査します。Posture Agent、Risk Agent、Response Agent がチームを補完し、予防からレスポンスまでセキュリティライフサイクル全体をカバーします。

Sysdig のエージェントは、お客様が設定した成果に向けて、プラットフォーム内で直接セキュリティワークフローを実行します。

Claude Code、Codex、Cursor といった AI コーディングエージェントをすでに活用しているチームには、Headless Cloud Security が Sysdig のインテリジェンスをそれらのツールへ直接届けます。お客様のコーディングエージェントがセキュリティの専門家になります。組織に合ったワークフローを構築すれば、修正はコードがある場所でそのまま行われます。Headless Cloud Security は先日発表したものであり、詳しい内容はこちらでお読みいただけます。

Claude Code のようなお客様自身のコーディングエージェントの中で活用できる Sysdig の専門知識

また、従来の Sysdig の使い方に慣れている方には、GenAI Assistant が最も手軽な入口になります。画面に表示されている内容について平易な言葉で質問すれば、明確な回答と、その背景にあるコンテキスト、そして推奨される次のステップが得られます。

これらのモードは同じランタイムインテリジェンスとコンテキストを共有しているため、作業をモード間で自然に移動させられます。たとえば、あるセキュリティエンジニアが Agentic AI で「エクスポージャーの削減」という目標を設定したとします。未対応の脆弱性が何千件も立ちはだかっています。Agentic AI は数秒でそれらを切り分け、実際にランタイムでエクスポージャーがあるものを浮かび上がらせ、修正用のチケットを作成します。人間のチームであれば数日かかる作業です。次に、作業は修正が行われる場所、つまりコードへと移ります。同じエンジニアが Claude Code で同じチケットを取り上げると、修復スキルがそのリポジトリ内でプルリクエストを生成します。Secure AI は、目の前のタスクに最も適し、チームの AI 習熟度に合ったモードで作業できる柔軟性をもたらします。

行動を任せられるエージェント

Secure AI では、すべてがデータから始まります。AI エージェントの能力は、その判断材料となるデータの質を超えることはありません。Secure AI は、カーネルレベルまで到達するランタイムインテリジェンス上で動作します。エージェントは悪意ある挙動をリアルタイムに把握し、お客様の環境で実際に何が動いているのか、何が公開されているのか、何が悪用可能なのかを捉えます。Sysdig の深くコンテキストに基づいたインサイトとテレメトリにより、エージェントは高忠実度のシグナルのみに基づいて動作します。

最良のデータがあっても、エージェントはそれをどう扱うべきかを知っている必要があります。Secure AI は Sysdig の長年にわたるセキュリティ専門知識をパッケージ化し、エージェントと、エージェントが実行するスキルに組み込むことで、中核となるクラウドセキュリティワークフローを導きます。UI 上の Sysdig のエージェントであっても、お客様自身のコーディングエージェントが当社のスキルを実行する場合であっても、エージェントは初日から専門家のように動作します。

そこからさらに、時間とともに改善を続けます。エージェントはお客様の環境に関する永続的なメモリを構築し、何が正常であり、ビジネスが最も重視しているものは何かを学習します。時間の経過とともに、どのリソースが最も重要か、どれだけのリスクを許容する意向があるかを把握していくため、一度一度のやり取りが次の精度を高めていきます。

そしてその全体を通じて、Secure AI はお客様が定義したガードレールの内側で動作します。影響の大きいアクションはまずお客様のチームに回され、すべてのアクションには完全な監査証跡が残ります。エージェントは、実データと本物の専門知識に基づき、お客様が引いた境界の内側で行動することによって、お客様に代わって行動する信頼を獲得していきます。

同じチームで、10 倍の仕事量

これらすべてが積み重なり、チームの 1 週間は大きく変わります。1 件の脆弱性調査を例に取ってみましょう。現在であれば、コンテキストの収集、担当者の特定、実際に何をすべきかの判断に、熟練したアナリスト 3 名がそれぞれ約 45 分を費やします。Secure AI があれば、人間が目を通す時点でエージェントが掘り下げ、相関付け、優先順位付けを済ませているため、アナリスト 1 名が 15 分以内に片付けられます。

これをチームが手掛けるすべての業務に掛け合わせてみてください。アラートの仕分けやチームをまたいだ修正の追跡といった、以前は 1 週間を消費していた作業が数分で終わります。1 日に数件の調査しかこなせなかったチームが、今いる人員のままで 10 倍の件数を処理できるようになり、その人員は本当に人間を必要とする判断に時間を使えるようになります。

そして四半期末に、経営陣から「自社は以前より安全になったのか」と問われたとき、その答えはもはや活動内容を並べたスライドではなくなります。Secure AI はお客様が選択した成果に対する進捗を追跡するため、カバレッジ、エクスポージャー時間、SLA 遵守率といった指標がどう動いたかを正確に示せます。

AI を防御側に立たせる

AI を実戦投入したのは攻撃者が先でした。Secure AI は、防御側が先手を保つための手段です。攻撃者が悪用するよりも速くリスクを見つけて修正するエージェントを、Sysdig の深いランタイムインテリジェンスに基づいて提供します。エージェントを防御に配置したチームこそが、次に来るものへ適応する準備ができているチームになります。

さらに詳しく知りたい方は、今すぐ Secure AI の実際の動作をご覧ください。AI エージェントをクラウド防御に活用する方法がわかります。また、Secure AI について詳しくお読みいただき、チームに最も適した道筋を見つけることもできます。

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