
AI時代を支えるKubernetesに向け、オープンソースのランタイムセキュリティへの投資を強化
<このプレスリリースは2026年3月23日にオランダで発表されたリリースの抄訳です>
2026年3月23日 - オランダ、アムステルダムKubeCon + CloudNativeCon Europe 2026発 - リアルタイムかつAIを活用したクラウド防御のリーダーであるSysdigは本日、Linux Foundationのクラウドファンディングプログラムを通じて、Falcoプロジェクトに7万ドルを寄付したことを発表しました。本寄付は、Falcoの10周年を記念するとともに、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)の調査において、AIワークロードの82%がKubernetes上で構築されている(前年の54%から大幅増)と報告されたタイミングで行われたものです。Sysdigの支援は、AIの普及とともにランタイムセキュリティの重要性が高まる中で、Falcoがクラウドネイティブのランタイム脅威検知におけるオープンソースの標準として、さらなる成長と地位を確立していることを示しています。
現在、CNCFのGraduated(卒業)プロジェクトであるFalcoは、累計2億ダウンロードを突破し、Fortune 500企業の60%に信頼されています。Shopify、GitLab、Booz Allen Hamiltonなどが採用しており、Amazon Web Services(AWS)、IBM、Red Hatといった企業のメンテナーやコントリビューターによって支えられています。コンテナのリアルタイム可視化を目的に始まったオープンソースプロジェクトは、今やクラウドネイティブのランタイムセキュリティにおける世界標準へと進化しました。
Sysdig Inc. 創設者兼CTO、Falco共同開発者、 Loris Degioanni(ロリス・デジオアー二)のコメント
「Falcoは、コンテナが登場したばかりでランタイムセキュリティが軽視されていた時代に誕生しました。10年後の今、Kubernetesは最も重要なAIワークロードを支える基盤となり、ランタイムセキュリティはもはや不可欠です。Falcoは単にコンテナを守るだけでなく、企業の最も機密性の高いデータを保護しています。」
次の10年を見据えたオープンソースへの投資
SysdigによるFalcoへの寄付は、プロジェクトのイノベーションをさらに加速させ、コミュニティ参加の拡大と長期的な持続性の強化に貢献します。今回の資金は、以下の取り組みに活用されます。
- 新機能の提供を加速するための開発支援(フィーチャー開発助成)
- 主要コントリビューターの評価と継続的な参加を促すための支援金
- ドキュメントとユーザー体験の向上を目的としたテクニカルライター支援
Cloud Native Computing Foundation(CNCF)、CTO、Chris Aniszczyk(クリス・アニシュチック)氏のコメント
「SysdigによるFalcoへの戦略的な寄付は、CNCFプロジェクトに対する重要な資金提供であり、オープンソースのセキュリティイノベーションを持続させる重要性を強く示しています。Falcoはランタイムセキュリティの基盤となるプロジェクトであり、このような投資は、メンテナーの支援、コントリビューターの活性化、そしてコミュニティが求めるスピードでのイノベーション継続を可能にします。継続的な資金提供はオープンソースプロジェクトの健全性に不可欠であり、本取り組みは企業が依存するエコシステムへ責任ある投資を行う好例です。」
今回の投資は、Stratosharkのような拡張性の強化、Falcoyaなどのコミュニティプラグインの登場、そしてSysdig Open Source Communityの立ち上げといった、最近のエコシステムの進展をさらに後押しするものです。これによりFalcoは、今後の10年にわたる新たな課題にも対応できる体制を整えています。さらにFalcoコミュニティでは、ノーコードで参加できる仕組みも導入されています。ドキュメント作成、デザイン、イベント運営、教育など、さまざまな分野での貢献が可能となり、これまで以上に多様な人材がプロジェクトの成長に参加できるようになっています。
KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026でお会いしましょう
SysdigとFalcoは、2026年3月23日〜26日にオランダ・アムステルダムで開催される「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」に出展します。日本から参加される方も、ぜひ、Sysdig(ブース671)およびFalco(プロジェクトパビリオン内キオスク P-22A)へお立ち寄りください。また、以下のセッションにもぜひご参加ください。
- ワークショップ: “Hands-On Cloud-Native Security Workshop”
- 登壇者:Jonas Rosland(Sysdig オープンソースプログラムディレクター)
- 日時:2026年3月23日(月)14:00(中央ヨーロッパ時間)
- 会場:Van der Valk Hotel Amsterdam Zuidas
- 講演セッション “From Packets to Pods: Lessons from 25 Years of Open Source Visibility”
- 登壇者:Gerald Combs(Sysdig オープンソースプロジェクトディレクター)
- 日時:2026年3月23日(月)9:55(CET)
- 会場:RAI Amsterdam Hall 8, Room D
- 講演セッション: “Project Lighting Talk: Forensics with Falco”
- 登壇者:Gerald Combs
- 日時:2026年3月23日(月)10:27(CET)
- 会場:RAI Amsterdam Elicium 2
- 講演セッション: “In Falco’s Nest: The Evolution of Cloud Native Runtime Security”
- 登壇者:Iacopo Rozzo(Sysdig)、Aldo Lacuku(Kong Inc.)
- 日時:2026年3月24日(火)12:30(CET)
- 会場:RAI Amsterdam G102–103
参考資料
- Sysdigのオープンソースの実績についてはこちら
- Sysdigオープンソースコミュニティに参加して、イベントやトレーニング、貢献方法に関する最新情報をチェックしましょう。
- Falcoを基盤とするSysdigが、ランタイムが主導する2026年のクラウドセキュリティにおいて、ForresterのCNAPPリーダーに選出された理由についてはこちらのリリースをご覧ください。
- FalcoとStratosharkを今すぐ試してみましょう。
Sysdigは、オープンなイノベーション、エージェンティックAI、そしてランタイムが示す妥協なき“真実”を核に、「クラウドセキュリティを正しいやり方で」実現します。ブラックボックスや死角が増える時代において、セキュリティ/開発チームが脅威を“その瞬間”に予防・検知し、迅速に対応できるよう支援します。
AIの価値は、入力されるシグナルの深さと信頼性で決まります。クラウドセキュリティ向けとして初のエージェンティックAIアナリスト「Sysdig Sage™」は、業界最深レベルのランタイム・インテリジェンスを基盤に、単なる可視化にとどまらず、必要な文脈を理解して推論し、行動につなげます。FalcoとWiresharkの開発者が設立したSysdigは、Fortune 500企業の60%以上に採用され、セキュリティに妥協しない組織のために設計されています。米国カリフォルニア州に本社を置き、日本ではヤフージャパン、NTTドコモ、スクウェア・エニックス、みんなの銀行/ゼロバンク・デザインファクトリーをはじめ有数の企業に採用されています。 日本法人はSysdig Japan合同会社