
新たなセキュリティモデルにより、ダッシュボードを不要に。
AIコーディングエージェント内で動作するクラウドセキュリティを実現し、高速化する脅威に対応する、一人ひとりに最適化された防御を可能にします。
<このプレスリリースは5/6/2026に米国で発表されたリリースの抄訳です>
5/6/2026 - 米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 – Sysdigは本日、エージェント型AI時代に向けた新しいサイバー防御プラットフォーム「Headless Cloud Security」を発表しました。
Sysdig Headless Cloud Securityにより、お客様は従来の画一的なUI中心の運用から脱却し、AIエージェントを、高速かつデータ駆動型のサイバー防御を担う中核として活用できるようになります。この1年で、Claude Code、Codex、Cursorのようなコーディングエージェントは急速に進化し、利用が大きく拡大しました。こうしたインテリジェントで自動化されたワークフローは、人々の仕事の進め方だけでなく、ツールに求める柔軟性そのものを変えています。
SysdigのHeadlessモデルは、クラウドセキュリティのあり方を根本から変えます。
AIコーディングエージェントの中で、CNAPP(Cloud-Native Application Protection Platform)のライフサイクル全体を実行可能にし、従来のUI中心の運用を不要にします。さらに、業界でも特に高度なリアルタイムセキュリティインサイトを既存のワークフローへ直接組み込み、高速な脅威に対して迅速に対応できる環境を提供します。
Sysdig創業者兼CTOのLoris Degioanni(ロリス・デジオアーニ)のコメント:
「今、セキュリティチームに必要なのは、ダッシュボードを増やすことではなく、迅速にリスクへ対応できる仕組みです。Headless Cloud Securityによって、私たちは“UIを前提としないセキュリティ”へと書き換えています。Sysdigは、AIエージェントが環境を理解し、継続的な学習を通じて重要なリスクを最適化し、リスクを即座に低減するアクションを実行できるようにします。」
Sysdig’s headless model fundamentally changes what’s possible for cloud security. It delivers full life-cycle CNAPP (cloud-native application protection platform) capabilities into AI coding agents, removing the traditional UI workflow. It gives organizations the keys to harness the deepest real-time security insight in the industry, feed it directly into their existing workflows, and take action at machine speed.
“The reality is simple: security teams don’t need more dashboards, they need better outcomes. With headless cloud security, we’re rewriting security without the UI,” said Loris Degioanni, Sysdig Founder and CTO. “Sysdig is enabling AI agents to understand your environment, personalize what matters most to you through constant iteration, and take action that immediately reduces risk.”
AI時代の脅威に求められる、Headlessで最適化されたセキュリティ
ほんの1年前まで、攻撃は数日から数週間かけて進行し、脆弱性が悪用されるまで平均23日かかっていました。 しかし今、AIによってその時間は劇的に短縮されています。 攻撃は8分未満で進行し、脆弱性は公開から10時間以内に悪用される時代です。これまでのセキュリティプラットフォームは、こうした高速化する脅威への対応や、それぞれの組織環境に合わせた柔軟な運用を前提に設計されていませんでした。
Sysdig Headless Cloud Securityは、現代の防御に向けた新しい運用モデルを提供します。
- セキュリティは、一人ひとりに最適化される:企業ごとに、環境もワークロードも優先事項も異なります。これからのセキュリティは、画一的なUIやダッシュボードではなく、AIコーディングエージェントを通じて、自社に合った形で定義されます。
- セキュリティは、ワークフローに統合される:複数のツールやデータを自動で関連付けることで、単一のUIやベンダー定義のワークフローに縛られることなく、柔軟にインシデントを調査できます。
- セキュリティは、使うほど進化する: Headless Cloud Securityは、あらゆる操作から学習し、継続的に進化するよう設計されています。使うほどに、判断の精度と対応力が高まっていきます。
あらゆる技術革新と同じように、AI活用の成熟度にも段階があります。 特に先進的なセキュリティチームは、すでにHeadlessな運用モデルへ移行し始めています。 ベンダーのダッシュボード中心の運用から離れ、実際に仕事を行うツールの中で、独自のワークフローを構築し、セキュリティを運用しています。Sysdig Headless Cloud Securityは、そうしたチームの現在地に合わせて機能します。
そして、その先へ進化させます。使い始めたその日から、重要な資産、通常の動作、ビジネス上の優先事項を理解し、使うたびに判断と対応の精度を高めていきます。その結果、時間とともに継続的に進化するセキュリティ運用を実現できます。 さらに、エージェントによるすべての対応は、完全に追跡・監査可能です。
今回の発表は、Sysdigが先日発表した「AIコーディングエージェント向けセキュリティ」に続くものであり、これは、企業がコーディングアシスタントを安全に活用できるよう支援するものです。SysdigのHeadlessモデルが、コーディングエージェント内でセキュリティ運用を可能にする一方で、AIコーディングエージェント向けセキュリティは、エージェントの挙動を監視し、クラウド環境や開発環境におけるリスクを検知します。
必要なデータを、必要な形で
AIエージェントの性能は、それを支えるデータとロジックによって決まります。
Headless Cloud Securityは、Sysdigの詳細なランタイムテレメトリを基盤に、クラウドセキュリティや脅威研究の専門家が設計したエージェントスキルによって制御され、プラグイン、CLI、MCPサービス、APIを通じて提供されます。カーネルレベルの計測によって収集されるセキュリティインサイトと、クラウドネイティブのランタイム脅威検知標準であるオープンソースFalcoを基盤に、リアルタイムかつ信頼性の高いクラウドアクティビティの可視化を実現します。
これにより、AIエージェントは高精度なシグナルをもとに、検知から対応までを確信を持って実行できます。 さらに、企業ごとのルールに基づいてAIの動作を制御することで、すべての対応を追跡・監査できる状態で運用できます。
SysdigのHeadlessモデルでは、セキュリティは単独のUIから離れ、チームが実際に作業を行う環境へと統合されます。AIエージェントは、SlackやAIコーディングエージェントなど既存のプラットフォーム上で、調査、修正案の生成、対応の連携までを実行できます。
Headless Cloud Securityの初期リリースでは、以下のようなエージェント型AIによる機能を利用できます。
- 脆弱性管理: AIエージェントが本当に重要なリスクを優先し、修正案を自動生成。担当者の割り当てまで行います。
- ポスチャ管理: ポリシーや制御はビジネス要件に合わせて自律的に適応。AIエージェントが設定ミスをリアルタイムで検知・修正します。
- ランタイム脅威調査:AIエージェントが重要度の高いイベントを検知・説明し、即時の自動対応を実行します。
- 導入支援:AIエージェントがクラウド環境やKubernetes環境への導入をガイドします。
Headless Cloud Securityの発表により、Sysdigはクラウドセキュリティの新しい基準を提示します。AI時代のセキュリティは、ダッシュボードを管理することではなく、本当に重要なデータを活用して、迅速に対応することへと変わっています。Sysdigは、組織の成熟度や運用状況に合わせて活用できる、継続的に学習・進化するAI活用型セキュリティを提供します。
Sysdigが描くクラウド防御の未来や、毎週追加される最新のエージェントスキルについては、sysdig.com/jp/headlesscloudsecurityをご覧ください。
アナリストおよびお客様のコメント
COMMERCE社、インフラセキュリティ担当マネージャー、JORDAN BODILY氏
「AI時代において、セキュリティの前提は大きく変わりました。私が考える“エージェント型セキュリティ”を体現しているのが、Sysdigのアプローチです。単なる新しいダッシュボードやラッパーではありません。ランタイムコンテキストとエージェント型AIによって、シグナルをチーム全員がすぐに活用できるアクションへ変えてくれる。SysdigのHeadless Security Platformは、過去の環境ではなく、これからの戦いに向けて構築されています。」
IDC社、セキュリティ&トラスト担当グループバイスプレジデント、FRANK DICKSON氏
「サイバーセキュリティは今、大きな転換点を迎えています。攻撃は、人がアラートを調査している間に完了してしまいます。従来のセキュリティモデルは、こうしたスピードを前提につくられていません。ゼロデイ攻撃が数時間で悪用される今、開発者が普段使うツールの中でセキュリティに対応できなければ、AI時代において組織は大きなハンデを抱えることになります。」
OMDIA社 サイバーセキュリティ実務ディレクター、MILANDA MARKS氏
「クラウドセキュリティは今、ツールやアラートを増やすだけでは、運用負荷が高まるばかりで、脅威に先回りして対応することが難しくなっています。AIによる開発とAIによる攻撃が進む今、企業にはまったく新しいセキュリティモデルが必要です。自律型システムがセキュリティデータとコンテキストを活用し、人の介入なしに判断・対応できるモデルです。SysdigのHeadless Cloud Securityは、人が対応し続ける運用から、自動で判断・対応できる運用への転換を実現します。スピードと効率を高め、今のセキュリティ課題に対応するために欠かせないアプローチです。
参考資料:
- Sysdig創業者・CTOからのメッセージ
- ブログ:Headless Cloud securityのご紹介:AIコーディングエージェント内でSysdigを実行する
- Headless Cloud Securityの紹介
Sysdigは、オープンなイノベーション、エージェンティックAI、そしてランタイムが示す妥協なき“真実”を核に、「クラウドセキュリティを正しいやり方で」実現します。ブラックボックスや死角が増える時代において、セキュリティ/開発チームが脅威を“その瞬間”に予防・検知し、迅速に対応できるよう支援します。
AIの価値は、入力されるシグナルの深さと信頼性で決まります。クラウドセキュリティ向けとして初のエージェンティックAIアナリスト「Sysdig Sage™」は、業界最深レベルのランタイム・インテリジェンスを基盤に、単なる可視化にとどまらず、必要な文脈を理解して推論し、行動につなげます。FalcoとWiresharkの開発者が設立したSysdigは、Fortune 500企業の60%以上に採用され、セキュリティに妥協しない組織のために設計されています。米国カリフォルニア州に本社を置き、日本ではヤフージャパン、NTTドコモ、スクウェア・エニックス、みんなの銀行/ゼロバンク・デザインファクトリーをはじめ有数の企業に採用されています。 日本法人はSysdig Japan合同会社